〈 La Farine 〉


豚肩ロースのカルボナード
2月のLa Farine 「ベーグル」の際に作る
サブメニューになります



オリジナルは 牛肉を使った
カルボナード・フラマンド
(Carbonade flamande)
肉をビールで煮込み とろみと甘みをつけた
ベルギー フラマンド地方の伝統的な郷土料理
今回は牛肉を 手軽に手に入る豚肉に変えて
たっぷりの玉ねぎと香味野菜 しめじと一緒に
水を全く使わず
水分は
ベルギービールにほど近い 黒ビールだけ
トマトペーストとフォンドボー
バルサミコ酢も加える事で
味に深みを出しながら
じっくり煮込むこと 1時間
最後にブールマニエとマスタードを少しだけ
美味しくなる魔法をかける事が大事
黒ビールで煮込まれたその肉は
ナイフがいらない程 柔らか
野菜と肉の旨味もたっぷりで 味わいも深く
くどいように見えますが
 実は意外にもあっさり
冬に食べたい 煮込み料理です



煮込み料理 というと
すごく特別で 
格式高いようなイメージがあるけど
ちょっとだけ工夫をすれば
実はほったらかしにして煮込むだけで
食材は柔らかくなり
様々な食材が煮込まれる事によって味が出て
それらが融合されて
この上ない美味しさに
知らない間に出来上がってしまう という
簡単調理メニュー
どこの国にでも 昔からある
究極の 万国共通な家庭料理だと思います
煮込んでいる間に 他の作業ができるのも 
また良い
私が La Farineの際に
必ず煮込み料理を作るのは
こういう利点があるからなのです


肉もたっぷりと食べられるメニューですので
男性の方にも喜ばれるかと
うちで作るメニューは
ガッツリ ジャンキー ボリューミーなものが
比較的多いので
大丈夫かなとたまに不安になりますが
皆さまから
旦那様やお子さんが
うちのメニューを楽しみにして下さってると
だから頑張って覚えてきて!と言われてます
なんて お伺いすると
こんな 母ちゃん料理 でも
ご家庭で喜んで下さっていると
 知ることができて
本当に 本当に嬉しく
この上ない
 半端ない喜びでいっぱいになります



寒い時期に食べる煮込み料理は
また格別に美味しい
頬が真っ赤になりながら
フゥフゥ言って食べる
そんな家族の姿は本当に愛おしい
ストーブの上に乗せて
静かにコトコト コトコト煮込んでいる
 鍋の姿も
冬ならではの景色で それも愛おしい


どうぞ楽しみにしていて下さいね



salon75

小さな食卓を囲む会

0コメント

  • 1000 / 1000