〈 Hospitalité 〉

Pollo alla Diavola
鶏肉の悪魔風


Diavola ディアボラ とは
「悪魔」風 と訳される
イタリア トスカーナ州の鶏肉料理

悪魔風 と言われるのには 諸説色々あり
そのひとつの所以は
『悪魔のように見せて』調理すること
すなわち
食べた人が赤く燃え上がるように
赤とうがらしやその他のピリピリ辛い材料を
たっぷり用いる事で
食べた人が
「火がついたようになる」状態になる料理

その調理も数種類あり
丸ごとの鶏を開いて重しをして焼くもの
(この調理の仕方が悪魔的に見えるとも)
マスタードとパン粉を振りかけて焼いたもの
刻み香味野菜を乗せたものも



今回の調理法は 鶏モモ肉を使って
極めてシンプルに
オリーブオイルと 赤唐辛子やにんにく
数種のハーブ 粗挽き胡椒をたっぷり入れて
マリネードした鶏モモ肉を
重しを乗せて 皮をパリッとさせて
ソテーしました

クリームチーズ風味の
鮮やかな色のビーツソースと一緒に


スパイシーさとジューシーさ
ビーツの土臭い甘さ
クリームチーズのクリーミーな酸味
様々な味わいが一体となって
くせになる美味しさが詰まった一品に



ビーツソースの添え方が難しい
お化粧の仕方が
まだたどたどしい あどけない少女が
背伸びがしたくて 早く大人になりたくて
隠れて お母さんの鮮やかな口紅を
口に塗ったかのような

salon75

小さな食卓を囲む会

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